指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療) 顎口腔機能診断医療機関

画像|ユニ矯正歯科クリニック

見出し|治療例

見出し|外科的矯正治療

症例1) 開咬:著しい前歯の上下の開きを外科的矯正治療で治療した症例
治療前

画像|開咬 治療前

初診時27歳の女性です。前歯が上下に開いて(開咬)いて、噛みきることができず、麺類などは丸飲み状態でした。この原因は、歯によるものではなく、上あごの骨の後ろの部分が下方に過成長しているという骨に起因するものでした。外科的矯正治療により、骨格のバランスをとることによって噛み合わせを作ることになりました。

外科的矯正治療は、矯正治療・手術・入院すべて健康保険適応です(顎口腔機能診断施設の認定を受けたクリニックでのみ可能)。

術前矯正終了時

画像|開咬 術前矯正終了時

術前矯正が終了しました。外科手術はすべてお口の中で行いますので、お顔に傷が付くことはありません。また、手術に伴う輸血は、事前に自己血輸血を確保しておきますので安全性を確保しています。この患者さんは上顎骨形成術(ル・フォーⅠ型骨切り術)のみで、上あごの骨の後ろの部分を上方に6mm、前方に3mm移動して、噛み合わせを確立することになりました。

治療後

画像|開咬 治療後

手術の後の術後矯正も終了し、このような綺麗な噛み合わせを作ることが来ました。患者さんは前歯で何でも噛みきることができ、食べ物がおいしくなったと喜んでいます。また、発音も良くなったとのことです。

症例2) 上顎前突・開咬:上顎骨形成術とオトガイ形成術により噛み合わせを確立した症例
治療前

画像|開咬 治療前

初診時18歳の女性です。写真のように上下の歯並びが開いており、奥歯(大臼歯)のみでかみ合っています。それは、下あごの骨の本体が小さく後ろに位置しているためです。そのため、発音がしにくく、麺類などの食べ物を前歯でかみ切ることができません。そのため、大変胃に負担がかかっています。

原因は骨にあるので、治療は外科的矯正治療となりました。治療の流れは、まず、手術の前に矯正治療で歯を並べ(術前矯正)、その後、外科手術を行います。手術後、骨が安定したら細かい噛み合わせの調整(術後矯正)を行いました。

外科的矯正治療は、矯正治療・手術・入院すべて健康保険適応です(顎口腔機能診断施設の認定を受けたクリニックでのみ可能)。

術前矯正終了時

画像|開咬 術前矯正終了時

術前矯正が終了しました。手術方法は、シミュレーションの結果、上あごの骨の奥を上に移動させる上顎骨形成術(ル・フォーⅠ型骨切り術)により上下の噛み合わせを確保し、オトガイ形成術により、下あごの先端(オトガイ)を前方に移動し、側貌および口唇閉鎖不全の改善を行いました。

治療後

画像|開咬 治療後

術後矯正も終了し、装置をはずした写真です。前歯でかみ切り、奥歯でかみ砕くことができるようになりました。また、発音も明瞭になり、口を開けて笑うことができるようになりました!骨のバランスも改善され、お口も自然に閉じることができるようになり本人にもとても満足していただきました。

このような顎変形症の外科的矯正治療は口腔外科とのチームアプローチで行われます。手術はお口の中から行いますので、お顔には傷は付きません。さらに、健康保険が適応されています(顎口腔機能診断施設の認定を受けたクリニックでのみです)。

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