指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療) 顎口腔機能診断医療機関

画像|ユニ矯正歯科クリニック

見出し|治療例

見出し|外科的矯正治療

症例1) 顔面非対称・反対咬合:著しい顔面非対称を外科矯正によって治療した症例
治療前

画像|顔面非対称 治療前

13歳の女の子です。下あごの骨は右側に大きく偏位しています。横顔は中顔面の陥凹感もあります。また、反対咬合で、らんぐい状態(叢生)も著しい状態です。左右、前後の骨格のバランスが大きく崩れているので、外科的矯正治療となりました。上あごの左右第一小臼歯を抜歯し、下は非抜歯で術前矯正治療がスタートしました。

術前矯正治療終了時

画像|顔面非対称 術前矯正治療終了時

このように上下の歯列が、それぞれのアゴに対して正しい位置に綺麗に並びました。あとは、上あごと下あごのバランスをとる手術で噛み合わせを完成することとなりました(術前矯正の終了)。

外科手術はすべてお口の中で行いますので、お顔に傷が付くことはありません。また、手術に伴う輸血は、事前に自己血輸血を確保しておきますので安全性を確保しています。この患者さんは上顎骨形成術(ル・フォーⅠ型骨切り術)にて、上あごの骨を前方に5mm移動して、中顔面の陥凹感の改善を目指し、さらに左方部を上方に2mm移動させ、左右のバランスを整えました。下あごの骨は下顎枝矢状分割術により下顎骨の右方偏位を改善しました。

治療後

画像|顔面非対称 治療後

このように、上下の噛み合わせができあがりました。患者さんは良く噛み切ることができるようになったので、食事が楽しみだとのことです。下あごの右方偏位および中顔面の陥凹感も改善し、お顔全体のバランスが整い満足していただいています。このような患者さんは術後に、後戻りをしないで、安定した噛み合わせを維持するために、日常生活で注意をする必要があります。(1) 頬杖をしない  (2) うつぶせ寝をしない  (3) 枕を左右均等に使用する  (4) 左右の歯を均等に使って食事をする(片側噛みをしない)  などです。

症例2) 顔面非対称
治療前
画像|顔面非対称 治療前1

アゴが右に曲がっており、口を結んだ線も傾いてしまっております。また前へ下アゴが出ており、前後にも左右にも顔の骨とアゴの骨が曲がっています。(なお、計測のための鉛直鎖やマーカーシールが写っています)

画像|顔面非対称 治療前2

歯並びが悪く、うけ口になっていて物が噛めません。また、左上の糸切り歯が跳ね上がっていて(八重歯)かみ合わせに参加していません。

治療後
画像|顔面非対称 治療後1

上アゴの傾きを改善し、骨の左右のゆがみを修正しました。また、下アゴを下げて、上あごを前に少し出して前後の骨の変形も修正しました。

画像|顔面非対称 治療後2

歯がしっかりと咬み合っています。前歯もしっかり理想的な当たり方をしています。上下の前歯の正中(矢印)もあっています。この治療は健康保険で受けることが出来ます。

旧HPに掲載されていた症例

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