指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療) 顎口腔機能診断医療機関
主訴は、前歯が出ていて、麺類が噛み切れないことです。30歳。成人の女性です。前歯が出ていて、噛みあわせると上の歯が下の歯を隠してしまっています。これを過蓋咬合といいます。横顔も唇が前方に突出感があります。この患者さんでは、上アゴの第一大臼歯を左右1本ずつ抜歯し(下の歯は抜いていません)、ブラケットを装着して、上下の噛み合わせを作りました。
左右ともきれいに噛み合わせが作られ、下の歯も見えるようになり、理想の歯並びが達成されました。マルチブラケットの装着は、約2年4カ月でした。装置装着時の痛みと違和感があり、鎮痛剤を投与しました。8か月ほどすると、なれていただきました。すべての治療費の総額は約75万ほどでした。その結果、唇の突出感も改善され、口元もきれいになりました!
歯の移動するスピードは、個人差があり、また、定期的通院を怠ると、予想された治療期間が延びることがあり、治療費にも影響します。