指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療) 顎口腔機能診断医療機関

画像|ユニ矯正歯科クリニック

見出し|治療例

見出し|成長期の治療

症例1) 開咬・上顎前突:上顎第一小臼歯・第二大臼歯を抜歯し治療した症例
治療前

画像|開咬 治療前

初診時12歳の女の子です。主訴は、前歯で噛み切れないことです。開咬(前歯が上下に離れている)および上顎前突(出っ歯)の状態です。分析の結果から、噛み合わせの垂直的な問題(開咬)と前後的な問題(上顎前突)を改善するために、第Ⅰ期治療として、ヘッドギアーとパラタルバーにより上あごの第一大臼歯の圧下(上方への移動)と後方移動を行うこととしました。

画像|ヘッドギア

この装置はディズニーのファインディング・ニモという映画の中で、”ダーラ”ちゃんとうニモをいじめる女の子が使っていましたね。アメリカでは一般的な装置です。ヘッドギアは、家の中だけで使用していただきました。

I期治療終了後

画像|開咬 I期治療終了後

第Ⅰ期治療終了時です。ヘッドギアーを家で一生懸命使ってくれたので、第一大臼歯の圧下と後方移動が行われ、噛み合わせも良くなってきました。分析の結果から、噛み合わせの垂直的な問題(開咬)と前後的な問題(上顎前突)をさらに改善するために、上あごの左右第一小臼歯、および左右第二大臼歯を萌出後に抜歯し、代わりに親しらずを使用する治療計画を立てました。

画像|開咬 治療経過

治療後

画像|開咬 治療後

治療終了時です。マルチブラケットの装着は、約2年11カ月でした。ブラッシング指導にてこずりました。なんとかカリエスコントロールできましたが、歯肉炎をおこしています。マルチブラケットが外れ、保定中に改善できました。すべての治療費の総額は約80万ほどでした。以前は困難だった前歯で麺類などをかみ切るということもできるようになりました!親しらずも噛み合わせに参加させることができました。唇も自然に閉じ、口もとも綺麗になりました!

装置の使用状況やブラッシングによるプラークコントロールと定期的な通院などの患者さんの協力度が非常に重要で、治療結果、治療期間、治療費に影響します。また、 歯の移動するスピードは、個人差があり、予想された治療期間が延びることがあり、治療費に影響します。

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