指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療) 顎口腔機能診断医療機関
インビザラインという新しい矯正歯科治療が日本においても開始されました。当院もいち早く導入しております。
従来の治療では、主にブラケットを装着し、ワイヤーを利用して歯の移動を行っていました。それに比べ、このインビザラインは、透明で取り外しが可能なマウスピース状のアライナーという物を使用し、約2週間毎に新しい物を順次装着することにより、歯を並び替えていくものです。透明なので目立たず、簡単に取り外すことができるので、食生活に制限はなく、しかも歯磨きやフロスもこれまで通りにできますので、歯や歯茎を健康に保つことができます。
しかし、今のところ、すべての不正咬合(こうごう)を治療できるわけではありません。現時点では、比較的軽度の不正咬合の治療に限られます、また、患者さんの治療における協力性が必要です。食事、歯磨き以外は装着することが望ましく、主治医の指示に従って、新しいアライナーに替えていきます。違う型のアライナーを段階毎に装着していくことによって、歯の移動が少しずつ行われるのです。さらに今までの矯正装置と併用する場合や、ある程度今までの矯正装置で治療しておいてからアライナーを使用する場合もあるでしょう。
いずれにしても、通常の矯正治療と同様、矯正歯科医による検査と診断が必要で、それによって矯正歯科医がコンピューターによる三次元的な治療モデルを構築し、望ましい歯の移動が織り込まれた治療計画がたてられます。それに基づいて患者さんの個々の治療内容に応じたアライナーが作成されるのです。
ご自身の不正咬合の治療に使用可能かどうかは、当院にご相談ください。